だんだん丸でオススメしているラインシステムは、
タチウオテンヤならPE1〜1.5号を300m、リーダー3.5〜4号を5m。
サーベリングならPE0.8〜1号を300m、リーダー3〜3.5号を5m。
このシステムの意味はまた別の機会にお話しますが、今回はその先に結ぶファイティングリーダーを紹介します。

ご存知の通りタチウオは歯が鋭く、上記のようなラインでは触れるだけで切られてしまいます。そこでそれを防ぐために、テンヤやジグとの接続部に太いラインを入れるのがファイティングリーダーの考え方です。

ここまでは広く理解されてるのですが、ラインシステムを考える上でもう一つ注意すべき事は遊漁船においてのトラブルの代表「おまつり」です。
そこで可能な限りトラブルを防ぎ、もしもトラブった時にも素早く復旧するシステムを考えました。

用意するもの
まずは重要なパーツのスナップ
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もしくは
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どちらも通常使われてるスナップのようなでっぱり(引っかかり)がありません。
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余分な引っかかりの無い金具を使う事で、かなりトラブルフリーになります。

そして太いフロロカーボンライン(僕は18号を使ってます)
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これらを組み合わせる結束部(結びこぶ)もトラブルの原因になります。
そこで用意するのが
ダルマスリーブ(ダブルスリーブ)
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スリーブプライヤー
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いずれも釣具店で購入可能です。

これらを利用して可能な限り小さな結束部に仕上げます。
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スリーブを通したラインをサルカンに通し、折り返してまたスリーブに通します。
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先端をライターで炙って小さなコブを作ります。
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すると、すっぽ抜ける事なく小さなワッカが作れます。
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60cmほどの長さでラインを切断し、反対側にも同様にして小さなワッカを作りスリーブプライヤーでスリーブをカシメます。(必ず専用工具を使ってください)
これでファイティングリーダーのできあがり⭐︎

あとはこの小さなワッカに上記のラインシステムのリーダーをユニノットで結ぶだけで、トラブルの少ないリーダーシステムが完成です。
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コレでおまつりをした場合でもリーダーの切断・復旧が素早く行え、時合いを逃さず釣果を伸ばすことが出来る(はず)です⭐︎

写真や文章では上手く伝えられないので、詳しくは船長までお気軽にお問い合わせ下さい(๑>◡<๑)

追記❗️
ジギングでは当たり前のスプリットリング
これもサーベリングでは🆖です。
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ジギングと違いサーベリングで使うPEは細いため、簡単にリングの隙間に入ってしまいます。
結果、おまつり相手のラインを損傷してしまいます。

以上、どれも小さな事ですが、そんな事の積み重ねが快適な釣り・さらなる釣果につながります。

さあタチウオシーズンは始まってますよー🐲